VYMー米国高配当株式ETFの分析ー5

第5回は、同じくバンガード社の米国高配当株式ETF(VYM)です。

これまたかなり有名なETFですね。

基本的には米国市場に上場している大型株が中心となっています。その中でも、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄ばかりが組み込まれています。

高配当×大型株

という組み合わせであり、大変安定感があるETFだと思います。

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VYMの基本情報

株式数  384

時価総額の中央値  1306億米ドル
per 19.2
ROE 16.2%
経費率 0.08%
配当利回り 1.70%

株式の種類としては384ということで、ETFにしては控えめな分散となっています。とは言え、個人で384銘柄管理するのは不可能に近いので、十分にETFの役割は果たしますね。

注目すべきは時価総額の中央値であり、なんと円換算で14兆円が中央値となっています。このETFの中で時価総額ランキング192位が14兆円なのですから、どれほど大型株ばかり含まれているかがよく分かりますね。

perは19.2と現在の米国市場の好調さを反映して、少し高めの水準にあります。
ROEは16.2%とそもそもROEの高い米国株の中でも、ひときわ高い水準になっています。やはり、高配当銘柄を集めているので株主還元にも積極的な企業が集まっているのでしょう。素晴らしい水準です。

また、2006年から設定来のパフォーマンスは7.74%と安定感のある実績を残しています。。
リーマンショック前に設定されたにも関わらず、かなり良いパフォーマンスです。安心して買うことができますね。

また経費率0.07%も、非常に安いです。もちろん米ドルによる投資になるので為替手数料などもかかることになりますが、それらを考慮しても日本の投資信託などと比較してあまりに安いです。

是非日本の投資商品もこのくらいの水準を目指して頑張って欲しいですね。アメリカ中に極めて多くの分散投資をしていることを考慮すると、本当に信じられないくらい安いですね。

配当利回りは2.59%と、意外にもあまり高くはありません。やはり米国市場全体が高騰しているため、利回りが落ちてしまっているのだと思います。

 

主要構成銘柄

1.Microsoft Corp. 7.0
2.JPMorgan Chase & Co. 3.9
3.Johnson & Johnson 3.5
4.Exxon Mobil Corp. 3.2
5.Intel Corp. 2.5
6.Wells Fargo & Co. 2.4
7.AT&T Inc. 2.2
8.Chevron Corp. 2.2
9.Cisco Systems Inc. 2.2
10.Pfizer Inc. 2.2

 

単位は全て%です。

きましたマイクロソフト社。本当にETFの場面で良くでてくる企業ですね。

高配当銘柄でもダントツの一位です。

また、高配当銘柄を集めたETFとなっているので、お馴染みのGoogleやamazonなどの今をときめく銘柄や、バークシャーのような無配当企業は全く含まれていません。

なので上位はちょっと変わった顔ぶれが含まれています。

AT&Tやファイザーなどは、高配当で有名ですし、このETFにも多く含まれています。

この10銘柄で資産総額の31%を占めています。
かなり多くの割合を占めていることになります。

株式セクター

テクノロジー 17.0
金融 14.2
ヘルスケア 12.9
資本財 12.7
消費財 12.5
石油・ガス 9.3
公益 7.3
消費者サービス 5.9
通信サービス 4.5
素材 3.7

かなり満遍なく分散されていると思います。

多いのはやはり、テクノロジーと金融です。

様々な産業が含まれるETFは、だいたい同じような振り分けになります。

米国増配株式ETFであるVIGを買った理由

まとめ

米国株の高配当銘柄、かつ大型株ばかりを集めたETFでした。

おそらく高配当であり、大型株ばかりということで不況になったときの底値は非常に固そうです。ディフェンシブな構成なのは間違いありません。

ただ、せっかくの高配当ETFにもかかわらず、現在の配当利回りは3%にも満たない程度と、なんとも寂しい水準にあります。

どうせ買うならやはり、株価がもう少し落ち着いて、配当利回りが回復した時に狙っていきたいなと思いました。

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