VTIートータル・ストック・マーケットETFの分析ー4

第4回は、同じくバンガード社のトータル・ストック・マーケット(VTI)です。

こちらもかなり有名なETFですね。

前回紹介したVTと非常によく似た名前ですが、内容的にはかなり違っており、こちらは米国市場を対象としたETFとなっています。基本的には米国市場に上場している銘柄を全てを対象としており、ダヴやS&P500の銘柄以外にも投資したいと人にはぴったりなETFだと思います。
とにもかくにも漏れなく米国市場全体に投資しようと考えた際に、最適ななETFの1つであると思います。

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VTIの基本情報

株式数  3637

時価総額の中央値  672億米ドル
per 21.2
ROE 15.0%
経費率 0.04%
配当利回り 1.70%

株式の種類としては3637超えということで、非常に多くの銘柄に分散されています。米国市場に上場している企業の中で、購入することができる銘柄がこのくらいということになります。
perは21.2と現在の米国市場の好調さを反映して、高めの水準にあります。
ROEは15.0%と米国株ならではで、高い水準にあります。これはやはり株主還元重視の米国市場だからでしょう。素晴らしいです。

また、2001年から設定来のパフォーマンスは7.01%と安定感のある実績を残しています。。
歴史はそれほど長くはありませんが、リーマンショック前に設定されたにも関わらず、現在で余裕のプラスを記録していることは、非常に安心感を覚えますね。

ただ、この年率でのパフォーマンスはS&P連動ETFと比較して劣っている点は注意が必要です。あちらは約9%ものパフォーマンスを叩きだしており、設定された時期は異なるものの、少し負けてしまっています。

また経費率0.04%も、アメリカ中に極めて多くの分散投資をしていることを考慮すると、本当に信じられないくらい安いですね。

配当利回りは1.70%と、あまり高くはありません。

 

主要構成銘柄

1.Apple Inc. 2.8
2.Microsoft Corp. 2.6
3.Alphabet Inc. 2.3
4.Amazon.com Inc. 2.2
5.Berkshire Hathaway Inc. 1.4
6.Facebook Inc. 1.4
7.JPMorgan Chase & Co. 1.4
8.Johnson & Johnson 1.3
9.Exxon Mobil Corp. 1.2
10.Bank of America Corp. 1.1

単位は全て%です。

上位はこういった顔ぶれになっています。お馴染みの銘柄が多いですね。この10銘柄で資産総額の17%を占めています。
米国株に限らず投資を少しでも知っている人であれば、必ず一度は目にしたことのある有名な銘柄ばかりですね。

株式セクター

金融 20.5%
テクノロジー 19.4
資本財 13.4
消費者サービス 13.1
ヘルスケア 12.5
消費財 8.5
石油・ガス 5.5
公益 2.8
素材 2.5
通信サービス 1.8

かなり満遍なく分散されていると思います。

多いのは金融です。

S&PのETFがテクノロジー銘柄を中心としているのに対し、少し構成が違うことに注意が必要です。
テクノロジーは第2位であり、資本財の割合も多くなっています。おおむね、現在の米国産業の構成割合を反映したものであろうと思われます。

米国増配株式ETFであるVIGを買った理由

まとめ

全てのアメリカ上場企業を対象としたETFです。
対象国はアメリカのみなので、国の分散投資はできませんが、裾野の広い米国全体に投資することから、様々な産業への分散投資には最適になっています。また、大企業だけでなく、米国の中小企業にも投資することができるという特徴もあります。

ただ繰り返しになりますが、S&PのインデックスETFとパフォーマンスを比較した際に少し劣っている点には注意が必要だと思います。やはり格付け会社が選んだ優良株はそれなりに信用できるということでしょうかね。

経費率も激安なので検討したいところではありますが、わたし的にはS&P連動ETFを優先的に購入したいかなと思いました。

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