BNDー米国トータル債券市場ETFの分析ー7

第6回は、バンガード社の米国トータル債券市場ETF(BND)です。
これまでは米国株式を中心としたETFでしたが、今回は債券を含めたETFになります。

基本的には米国の投資適格債券市場全体へ幅広く分散して投資しています。
ジャンク債などは基本的に含まれていないことになります。

また、債券の残存期間(償還日までの時間)が1年以上残っている債券を投資対象としています。平均残存期間は5~10年程度とされています。

スポンサーリンク

BNDの基本情報

構成債券銘柄数  8503
経費率 0.05%
配当利回り 2.55%

構成債券銘柄数が8503ということで、非常に多くの債券に分散投資されています。

株式ではありませんので、perなどはありません。割安かどうかの判断が難しいところです。基本的には利回りで判断することになりますね。
そして気になる配当利回りは、2.55%となっています。これをどう見るかは難しいところですが、現在の米国5年債の利回りが2.72%程度なので、それよりは少し劣っているようです。

また、2007年から設定来のパフォーマンスは3.94%と株式市場には劣るものの、債券にしてはなかなかの高パフォーマンスです。

また経費率0.05%は、非常に安いです。日本人の多くは米国の債券市場に投資するとしたら、こういったETF経由であると思いますので、経費率が低いのは非常に良いですね

発行体別構成比率

アセットバック証券  0.4
コマーシャル・モーゲージ担保証券(CMBS) 1.8
金融 8.8
米国外の発行体 5.6
政府モーゲージ担保証券 21.3
工業 16.9
米国財務省/政府機関 42.7
公共事業 2.0
その他 0.5

基本的には米国政府が発行している債券。つまり米国債が最大勢力となっています。
あとは金融機関の債権、一般企業の再建などもそれなりの規模で含まれています。

 

格付け別構成比率

米国政府 64.1
Aaa 5.8
Aa 3.4
A  12.1
Baa  14.8
Baa未満 0.0

高い格付けのものしか取り扱っていません。
ただちに償還が危なくなるような債券は基本的にないと思っていいですね。

まとめ

米国全体に投資するETF、BNDの分析でした。

リーマンショック前に設定されたETFですが、それですら株式市場ETFにパフォーマンスでは劣っています。

そもそもパフォーマンスは
株式市場>債券市場
であることを歴史が証明していますので、理論上はこのETFを買う意義は無いということになるでしょう。

ただ、それはあくまでも理論上の話です。
やはり分散投資の一環や、投資戦略によってはこういったETFが必要となるのでしょう。

私はパフォーマンスが劣る債券市場に手を出すことはありませんが、現在のポートフォリオに債券を効率良く組み入れたい!という方にはうってつけだと思います。

Pocket

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA