S&Pグローバル(SPGI)株の過去データ分析~今後の見通しー76ー

76回目はS&Pグローバル(SPGI)です。

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どんな会社??

S&Pグローバルは米国の金融企業です。

「スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)」のブランド名での信用格付けが、主な業務内容になっています。

そのほかにも、投資アドバイザー、投資家などに研究・分析ツールを提供したり、市場調査なども行なっています。

本社所在地はニューヨークです。金融ど真ん中の企業なので、ウォール街の住人なのでしょう。

 

現在の株価データ

2018/07/16時点で、211.47$。perは36.21です。

配当利回りは0.95%。

S&P格付けは不明です。そりゃあそうですね。自社を格付けするのはさすがに難しいですから。笑

配当利回りは1%を切る程度と、高くありません。
perは36%と結構高いと思います。

 

株式指標の推移

株価の長期チャート

※画像はyahoo finaceより

リーマンショックの際にかなりの暴落を演じました。

詳しくはここでは省略しますが、リーマンショックはS&Pやmoodysなどの格付け会社が、明らかに返済能力の低い債券発行体に対し、不当に高い格付けを与えていたことも原因として考えられています。不良債券化しそうな住宅ローンなどに、AAAなどの高い格付けを与えていました。

これらのことから、格付け会社の格付けの信憑性が著しく低下しました。そのため、株価も暴落したということですね。

ただその後は再び株価を順調に押し上げ、最高値水準に現在は戻してきています。チャートだけを見れば、非常に美しいですね。

総売上高


リーマンショックショック前に比べると現在も、それほど売上高が大きい訳ではありません。それでも順調に回復してきています。

やはり、様々な事件がありながらも、投資に格付け会社は必要ということでしょうか。

 

1株あたりの利益(EPS)

14年度などはかなり際どいことになっていますが、そのほかの年度はリーマンショックを含めて、結構順調となっています。

売上とは異なり、利益だけでいうとリーマンショック前よりも、成長できていますね。利益率が改善したということでしょう。

利益率の改善は素晴らしいことですね。

 

自己資本利益率(ROE)

ROEは経営の上手さを示す指標と言われています。日本株の平均が8%程度、米国株が12%程度といわれます。

ここ数年で高くなりすぎ、他の年度が良く分かりません。ここ2.3年はちょっと異常ですね。

あまりの勢いで自社株買いを進めており、急激に1株あたりの純資産を減らした結果、異常なROEになっています。

1株あたり純資産(BPS)

ROEのところで分かっていたように、純資産は近年かなり減少してきています。

株主還元に積極的なのは評価できますが、そこまで極端な還元でなくても良いと思ってしまいますね。

 

フリーキャッシュフロー

企業が自由に使えるお金がフリーキャッシュフローです。
15年度の落ち込みは気になりますが、基本的に順調です。

配当の推移

非常に順調に増配しています。
言うことありません。

ただ直近の配当利回りは1%を切っており、配当利回り自体はそれほど魅力的ではありません。

S&Pは株主還元を自社株買いにより行う傾向にあると言えますね。

 

まとめ

米国最大級の格付け企業、スタンダードアンドプアーズ(SPGI)の分析でした。

金融企業にも関わらず、リーマンショックのときにしっかり利益を確保していたのは驚きでした。利益はそれほど変わってないにも関わらず、株価は暴落していたので、後から見れば絶好の買い場であったと言えますね。

指標面では、それなりに安定感がありました。ROEが振り切れるほどの、過剰な株主還元は長期投資家からすれば疑問符も付きますが、当面は上手くいっているようです。

また、perは36%とそれなりに高くなっており、市場は今後も格付けというビジネスは必要とされていくだろうという予想をしているようです。

ただ個人的には今後これ以上、格付けの重要性が上がることはないと考えています。

というのも、今後AIが発達してくると、全く感情などがない人工知能が正確にデータを分析し、なんのバイアスもなく企業の評価を行うようになると考えているからです。

そんな時代に人間が付けた格付けって?という気がしてしまいます。

というわけで、私は購入することはないと思います。

さりとて指標面では悪くありません。人によって考え方は異なりますので、投資される方はたくさんいると思います。投資は難しいですね。

 

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