アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)株の過去データ分析~今後の見通しー50ー

 

第50回はアンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)です。
非常に珍しいベルギー企業のADRです。

 

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どんな会社??

アンハイザー・ブッシュ・インベブはベルギーのビール醸造会社です。
日本ではあまり馴染みの無い銘柄が多いですが、世界50カ国以上に拠点を構える超大型ビールメーカーです。
主要なブランドは「バドワイザー」、「スコール」などがあるようです。日本は「キリン」や「アサヒ」「サッポロ」などの地場ビールが非常に強いため、日本のスーパーで見かける機会はほとんどありません。

 

現在の株価データ

2018/02/09時点で、103.60$。perは39.37です。

配当利回りは3.94%。

また、S&P格付けはAーであり、Negative(悲観的)です。
2017年にNegativeに下方修正されました。

 

株式指標の推移

株価の長期チャート

※画像はgoogle finaceより

もともとはベルギー発祥の企業ですが、他国の多くのビールメーカーを買収し、世界一のビールメーカーに登り詰めました。
ビール飲料の世界シェアは3割りにものぼっており、圧倒的です。
株価の方も20世紀終わりから、凄いスピードで上昇を続けています。現在も最高値付近です。

 

総売上高

近年も積極的にM&Aを行い、売上を拡張してきています。
日本は、この会社が本格進出できていない残り少ない先進国であり、「キリンビール」買収の噂などが何度も囁かれています。

 

1株あたりの利益(EPS)

利益は売上ほど順調には成長できていません。
やはりシェア拡大を第一にM&Aを進めていますので、利益は少し後回しになっている印象です。

 

自己資本利益率(ROE)

ROEは経営の上手さを示す指標と言われています。日本株の平均が8%程度、米国株が12%程度といわれます。

ベルギー企業の平均は分かりませんが、15%程度の水準です。
可もなく不可もなくといったところでしょうか。

 

1株あたり純資産(BPS)

資産のつみあがりもそれほど順調ではありません。
やはり巨額のM&Aを繰り返していますので、のれん代が嵩むことも影響しているでしょう。

 

フリーキャッシュフロー

企業が自由に使えるお金がフリーキャッシュフローです。
まずまず順調ですが、頭打ちしているようにも見えます。難しいところです。

 

配当の推移

近年は積極的に増配中です。
現在の配当利回りはほぼ4%程度と、なかなかの高配当です。
しかしながら、配当性向は200%を上回っているような年もあるなど、相当に無理をしている印象もあります。今後、これ以上の配当増は望めそうにありません。

 

まとめ

世界最大のビールメーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)の分析でした。

世界各地でM&Aを繰り返して巨大化した、ベルギー発祥の企業です。
ビール飲料のシェアは世界で3割に達しており、ほぼ一強の様相を呈しています。
次点で続くのが、オランダ「ハイネケン」ですが、余裕のダブルスコア以上で売上は離されてしまっています。

しかし、シェア面では一強ですが、指標面で磐石というわけではありません。
利益も若干不安定ですし、配当も相当無理をしている印象です。

M&Aが一巡し圧倒的シェアを確立した今、どれほど安定した経営を見せてくれるかに注目したいと思います。
個人的な印象ですが、慌てて買わなければならないような銘柄とは思いませんでした。

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