ブリテッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)株の過去データ分析~今後の見通しー36ー

 

第36回はブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)です。

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どんな会社??

ブリティッシュ・アメリカン・タバコはイギリスのたばこ製造販売企業です。
上場している中では、世界第2位のたばこグループです。ちなみに1位はフィリップモリスインターナショナル(BMI)、3位が我らが日本のJTです。

私は喫煙しないのであまり詳しくないのですが、主なブランドで有名なのは「ラッキー・ストライク」でしょうか。
他にも「ヴォーグ」、「ケント」、「クール」、、「ダンヒル」、「ポール・モール」などなど200種類以上あるそうです。事業は200もの国々で展開しており、ほとんど世界中で見ることができます。ちなみにイギリスの企業なので、本社はロンドンにあります。

 

現在の株価データ

2018/01/17時点で、69.13$。perは22.1です。

配当利回りは4.15%。

また、S&P格付けはBBB+であり、Stable(安定的)です。
格付け、見通し共に2017年に更新されています。

 

株式指標の推移

株価の長期チャート

※画像はgoogle finaceより

うーん素晴らしいですね。
大きな落ち込みはリーマンショックの時くらいで、あとはほんとに順調に伸びていっています。

このチャートだけ見れば「買い」ですね。

 

総売上高

綺麗な株価推移とは裏腹に売上高はそれほど成長していません。
もはや世界的に禁煙の流れは加速していて、タバコの売上が伸びるような時代ではないことは確かでしょう。

 

1株あたりの利益(EPS)

あらららら。
売上は伸びていないのに、利益は順調に伸びていますね。
これはタバコという特殊な商品を扱っているからです。タバコは依存性のある嗜好品であり、この世の様々な商品の中でも非常に値上げが容易なものの1つです。
つまり売上減を値上げで乗り切っていくことができるビジネスモデルなのです。

その結果として欧米諸国のタバコ価格は高騰の一途を辿っており、地元イギリスのタバコは1箱1500円などという法外とも言える水準まで達しています。
日本のタバコはまだまだ安いですね。その分値上げ余地があるとも言えます。

 

自己資本利益率(ROE)

ROEは経営の上手さを示す指標と言われています。日本株の平均が8%程度、米国株が12%程度といわれます。
イギリス株は10%程度と言われているようです。

ちょっと高すぎる水準かもしれません。
資金効率が良いといえばそうなのですが、その分かなりリスクをとっている裏返しとも言えますからね。

 

1株あたり純資産(BPS)

資産は近年減少傾向です。
世界的なタバコ業界の再編に伴い、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)もM&Aを活発に行っています。そのための借入金が膨らんでいるのでしょう。
年々ROEが高くなっているのは、借入が多くなり純資産が減っていることによる可能性が高いですね。

 

フリーキャッシュフロー

企業が自由に使えるお金がフリーキャッシュフローです。
これは順調な積み上げが続いています。

 

配当の推移

しっかり増配していますね。
リーマンショックの際も頑張って増配を守っています。これは評価できますね。

ただグラフからも分かるように、近年はかなり増配率が悪くなってきています。
今後はあまり大きな増配には期待できないかもしれませんね。
しかしながら、タバコ銘柄は近年そろって配当による株主還元に積極的です。現在の低金利による好景気が続く間は、増配をやめることはなさそうですね。

 

まとめ

世界最大級のタバコ会社、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の分析でした。

ROEが高すぎることや、純資産BPSが減少傾向にあることは少し気になりますね。
しかしながら、投資家にとって最も大切な利益は順調に成長できていますね。

またタバコ銘柄の首位はフィリップモリスインターナショナルですが、こちらは以前の記事でも書いたように債務超過にしてまで、株主還元を行っています。

世界最大のタバコ銘柄!フィリップモリスインターナショナル(PM)株の過去データ分析~今後の見通し

ブランド力があるので現状うまくいっていますが、さすがにかなりリスキーなことをしていると感じる人も多いでしょう。私もちょっとやり過ぎではないかと考えています。

そういった人は、こちらのブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)の方が向いているかもしれません。こちらも借入金を増加させてはいますが、債務超過になるほどでもないですし、利益の進捗状況も悪くありません。また、会社の規模の上でもフィリップモリスの半分程度の売上がありますし、事業展開をしている地域の数もそれほど差はありません。相対的に見ると、良くも悪くも保守的なのかもしれませんね。

perはどちらも23倍程度と大差ありません。
あとは非常にアグレッシブに株主還元をしてくれるフィリップモリスインターナショナル(PMI)なのか、比較的安定した還元をしてくれるブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)にするのか。
ここは非常に好みが分かれるところですね。

今更ながらくれぐれも投資は自己責任でお願いしますね。笑

 

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