AALーアメリカン航空ー成田、羽田から米国へ。米系老舗の配当利回り、株価、業績は?

今回はアメリカン航空(AAL)です。

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アメリカン航空はどんな会社??

アメリカン航空グループは米国の大手航空会社です。持株会社制となっており、子会社アメリカン航空が、旅客事業と貨物事業をグローバルに展開しています。

アメリカン航空は旅客輸送数および、旅客キロ数で世界一の航空会社となっています。日本ではそれほど馴染みのある航空会社ではありませんので、なんか意外な感じはしますね。米系のユナイテッドやデルタ航空、ブリティッシュエアウェイズや、エールフランス、エミレーツなどの中東系が強いのかと思っていました。

世界一位になっているのは、おそらくアメリカの国内線需要が非常に強いことが影響していると考えられます。

もちろん日本にも就航しており、成田および羽田から米国本土便が毎日運航されています。

アメリカン航空は、サウスウエスト航空とは異なり、ハブアンドスポーク戦略を取っています。即ち、ハブ空港を構えそこに旅客および貨物を集積することにより、航路本数を減らし効率的な輸送を行おうとする戦略です。

ハブ空港はダラス/フォートワース、ニューヨークJFK、シカゴ、マイアミに構えています。アメリカン航空の本社はダラス空港に構えられており、テキサス州フォートワースに所在しています。

アメリカン航空の株価データ

アメリカン航空の株価は、2018/10/16時点で、31.85$。perは9.28。

配当利回りは1.26%。

また、S&P格付けはBB-であり、Stable(安定的)です。

perはかなり安めかと思われます。ただ、アメリカン航空だけでなく、サウスウエスト航空などもperは低めとなっており、低perは航空業界全体の流れと言えそうです。

 

アメリカン航空の株式指標の推移

アメリカン航空の株価長期チャート


※画像はyahoo finaceより

アメリカン航空は残念ながら、2011年に破産しています。そのため、チャートは再上場を果たした後のものとなります。

2011年からは世界的な株高の影響も受けながら、アメリカン航空の株価も大きく上昇しています。

現在でもアメリカン航空の株価は最高値付近をうろうろしています。

 

アメリカン航空の総売上高


2011年の破産の前後も運航を止めていた訳ではありませんので、アメリカン航空の売上高は落ち込んでいません。

また、2014年を境に売上高は大きく成長しています。

 

アメリカン航空の1株あたりの利益(EPS)

2011年に破産するまでは、アメリカン航空は慢性的な赤字体質に陥っていました。EPSの推移をみるに、事業継続が困難になっていたことが窺い知れます。

破産し、事業を再生した直後は依然として厳しい経営状況が続きましたが、2014年あたりからは原油安の追い風も受けながら黒字経営を続けています。
それでも利益が右肩上がりに伸びている訳ではありません。

アメリカン航空を含め、航空産業はやはり原油価格や国際情勢などに大きく影響されるビジネスモデルであることには違いないですね。

アメリカン航空の自己資本利益率(ROE)

ROEは経営の上手さを示す指標と言われています。日本株の平均が8%程度、米国株が15%程度といわれます。

アメリカン航空のROEは破産もあり、あまり参考になるデータではありません。
アメリカン航空は多くの期間で赤字でしたし、ほとんど計算不能です。

 

アメリカン航空の1株あたり純資産(BPS)

アメリカン航空は、破産するまでは当然ながら、慢性的に債務超過に陥っていました。
やはり企業が破綻するときは、次第に債務超過が拡大していき最期を迎えるのだなと実感することができる推移となっています。

良い反面教師ですね。
現在、低金利を背景に債務超過寸前まで借り入れを行う企業が増加しています。個人投資家に人気のフィリップモリスインターナショナル(PM)などもそうですよね。
景気が良いときはそれでも大丈夫なのですが、一転不景気に陥ると諸刃の剣になることも気に留めておかなければなりません。

フィリップモリス・インターナショナル(PM)株の過去データ分析~今後の見通しー14ー

アメリカン航空のフリーキャッシュフロー

企業が自由に使えるお金がフリーキャッシュフローです。
アメリカン航空のフリーキャッシュフローは、かなり厳しい推移となっています。
やはり破綻した企業が、それほど直ぐに自由に使えるキャッシュが得られる訳がありません。
ほとんどの場合においてキャッシュフローはマイナス推移です。

アメリカン航空の配当の推移

アメリカン航空も黒字になって以降は、それなりに配当を出しているようです。

アメリカン航空の現在の配当利回りは1%そこそこと、それほど高くありません。やはり破綻もしていますし、それほど大胆な配当政策も取りずらいのではないかと思われます。

アメリカン航空は買うべき?破綻はしたけど、、

世界最大級の航空会社、アメリカン航空(AAL)の分析でした。

何度も記述していますが、アメリカン航空は2011年に一度破綻を経験しています。
しかしながら破綻してしまうとアメリカの航空インフラが大打撃を受けてしまうので、救済され現在に至ります。

破綻後のアメリカン航空の業績はおおむね順調で、今のところ隙はないように思えます。
しかしながら、現在のアメリカン航空の業績も原油安に支えられてきた部分は大きく、今後の原油価格の推移によっては苦境に立たされる恐れも十分にあると言えそうです。

やはり私としては、アメリカの航空会社をどうせ買うとすれば、サウスウエスト航空などの方が魅力的かなと思ってしまいました。

perは割安になっていますが、あくまでも慎重に考えていきたいと思います。

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